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自然歯の再生

どんなに良い材料を使用し、ほぼ完璧に手術が行われたインプラント手術であっても、自然歯の代わりにはできません。 自然歯を最大限生かして使用する治療がフーズフー歯科の最も基本的な治療の原則です。

自然歯を抜歯し、 インプラント手術を受ける課程は、歯科治療の中で、最終的な選択にならなければなりません。 きれいに植え付けられたインプラントでも、自然歯の代わりにはなりません。歯がどのような疾患に犯されたとしても、歯周靭帯が健康な場合、歯の再植術により歯を抜歯し、炎症を治療した後、再び歯を植え付けて使用することができます。また、虫歯や外傷を受けた歯の歯根が残っている場合は、抜歯を行わず、短くなった歯冠を突出させ、人工の歯冠(冠)を被せることで、歯を生かすことができ、歯茎の損傷により歯がぐらつく場合でも、歯茎を再生させ歯を生かすこともできます。 自然歯を最大限生かし使用する治療が、フーズフー歯科の最も基本的な治療方法だと言えます。

1.歯の再植術

歯の再植術とは、抜歯した歯を再び使用することができるようにする歯科治療法です。 神経治療を受けたものの、良くなる見込みがなく、抜歯しなければならない場合や、神経治療後に根管内にポスト(柱)を作ったものの、炎症が再発する場合等に、歯を抜歯し、口腔外で治療を行った後、抜歯した歯を再び挿入し固定させる手術です。

自然歯を抜かずに、寿命を延長させ使用することができるといった点が最大のメリットです。 歯の再植術は、歯の周辺の骨組織を損傷させず、炎症の除去と再生を通じ、正常な骨と歯の結合を誘導します。しかし、インプラント施術より成功率が低く、物を嚙むことで、インプラントより成功率が下がり、期待以上に使用寿命が短くなる可能性があるため、施術後1ヵ月ほどは物を噛むことができないといったデメリットを持ちます。自身の歯を少しでも長く使用するといった点を考えるならば、我慢できるほどの不憫さと言えるでしょう。

歯の再植術の治療の流れ

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過去に神経治療を受けたものの、治療を受けた歯根に再び炎症ができ、痛みがひどくなり、再び治療を受けなければならない場合に歯の再植術を行います。すでに神経治療を受け、神経管内に柱を立てた状態の場合、大半は抜歯してインプラントを行うことが多いですが、こういった場合、歯周靭帯は比較的健康で、歯根の形が残っているため、歯を抜いて炎症を取り除いた後、再度移植する歯の再植術により歯を生かすことができます。

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治療をした後、抜いた歯を再び使用しなければならないため、慎重な抜歯が必須です。 歯を抜歯する過程で歯が割れたり、損傷しないようにし、歯周靭帯に外傷が加わらないよう、細心の注意が必要です。

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歯の靭帯部位の細胞組織が痛まないように最大限維持しながら、歯根の炎症やその他の炎症をきれいに取り除く治療を行います。

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炎症を取り除き、抜歯した歯は、口腔外で根管治療を終えた後、再び元の場所に移植することになります。その後、歯根の炎症やその他の炎症をきれいに取り除く治療を行います。

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歯の再植術により生まれ変わった歯は再び炎症が生じないように管理することが大切です。インプラント手術より難しく、厳しい過程を経なければなりませんが、自然歯を生かすことが最も重要であるため、フーズフー歯科は努力を惜しみません。

2.自然歯蘇生術

自然歯蘇生術とはひどい虫歯や外傷により、歯の多くの部分を取り除いたものの 歯茎の中に埋もれている歯は抜歯せず、歯根を歯茎の上側に移動させ人工歯冠をかぶせる、自身の歯を生かした治療法です。自然歯蘇生術は、虫歯が歯茎の境界線を基準に下5mm以下、歯根の長さ1/2以下の損傷であるという条件が満たされた場合に自然歯を生かすことができ、通常、歯根が1本の前歯や根が1~2本の小さな奥歯等に行われている施術方法です。

自然歯蘇生術のメリットとデメリット

自然歯蘇生術は、インプラントと比較すると、費用は半分程度、期間は1/3程度と短く、歯の復元に対する負担感を減らすことができます。 但し、歯茎の下5mm以上まで深く腐っていたり、外傷により歯根の1/2以上が折れた場合、また歯根が複数に分かれている奥歯は、手術が困難です。

自然歯蘇生術の治療の流れ

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歯根の損傷がどの程度か、レントゲンを通し、正確な診断を行います。歯茎の境界線を基準とし、下5mm以下、歯根の長さの1/2以下の損傷の場合、歯根を歯茎の上側に移動させます。

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歯根を歯茎の上に移動させた後、 歯の中心に固定させる軸を植えます。

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歯の上部を補綴し自然歯蘇生術を完成させます。

3. 歯茎再生術

歯茎再生術は溶けて不足した歯槽骨に人工骨を埋め、歯茎の再生を誘導する原理で、磨耗してなくなった歯茎を新しく作る治療法です。
一般的に歯茎は、一度損傷されれば、回復は難しいことで知られていますが、歯茎の疾患の程度によっては歯茎を再生させ歯を生き返らせることができます。これを歯茎再生術と言います。

歯茎再生術のメリットとデメリット

従来の歯槽骨と上手く結合すれば、ぐらついた歯をしっかり固定させることができます。 歯の間にぎっしりと詰まっていた歯茎が溶け出すことで、見た目の悪い歯茎の形を回復させて美しい歯茎のラインに仕上げることができ、審美的効果も得られます。

歯茎再生術の治療の流れ

歯茎が溶けて長くなった疾患部位の炎症を治療します。

移植した骨と歯茎がしっかりと結合することで、歯茎の形を回復させ、自然歯をしっかりと固定させます。

歯茎の炎症により歯が長くなった部位に骨と歯茎を移植します。

自然歯の再生のQ&A

1. どういった場合に歯を抜き、再度植えて使用することができますか?

歯を一度抜き再び植え付ける歯の再植術とは、神経治療がきちんと行われていなかったり、歯根端切除術が難しい場合等に、歯を一度抜き、治療をして抜いた歯を元の場所に移植する治療法です。歯根の形が抜いた際に、折れずに形が保たれている状態が良く、歯槽骨の損傷もなく歯周靭帯が丈夫な場合に、良い結果を生み出します。


2. 歯の再植術の費用はどのくらいかかりますか?

歯の再植術は歯を抜歯し炎症治療を受けた後、抜いた歯を再び植えつける手術で、インプラント手術より費用を抑えることができます。再植術を受けた歯の寿命が短い場合は、その後インプラント手術を受けることができ、この場合、 一般のインプラント手術費用より安くなります。


3. 歯の再植術を行った歯は永久に使用できますか?

歯の再植術を受けた後は1ヵ月に一度、手術部位の定期検診を受け、6ヵ月以降には3ヵ月に一度検診を受けます。移植した歯が固定しなかったり、炎症が再発したり、痛みがひどい場合は、歯の再植術に失敗したケースと言えるでしょう。 歯の再植術に失敗した場合は、インプラント治療を行います。


4. 自然歯蘇生術を行った後、歯で物を噛んでも問題ありませんか?

自然歯蘇生術は残っている歯根を歯茎の上側に移動させた後、人工歯冠をかぶせる治療法で、本来の歯より咀嚼機能は低下します。そのため、 自然歯蘇生術は前歯や小さな奥歯などの治療に主に使用されます。